01. 開業直後に見直すべき項目

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会計から見直すべき!数字で見る小規模飲食店の経営チェック

― 創業はスタート地点。真の勝負はその後に ―

「開業にこぎつけた」――それは飲食店オーナーにとってひとつの達成ではありますが、同時に本当の意味での“経営者としての戦い”の始まりでもあります。

特に小規模な飲食店では、日々の売上が経営の浮き沈みに直結します。創業時に立てた事業計画だけを頼りに進めてしまうと、気づかぬうちに資金繰りが悪化し、取り返しのつかない事態に陥ることも少なくありません。

まず最初に見直すべき3つの指標

  1. 売上は計画通りに推移しているか?
    売上の“数字”を毎日・毎週しっかり把握し、想定より下振れしていないか、月末に「こんなはずじゃなかった」とならないよう日々チェックが必要です
  2. コストは適正範囲に収まっているか?
    特に食材原価や人件費は、売上に対して何%かを常に把握しておくことが重要です。
    小規模店にありがちな“無自覚な仕入れ過多”や“人手過剰”は、利益を食いつぶす大きな原因になります。
  3. 手元資金は十分か?
    想定外の支出(修理代、急なキャンセル、税金の支払いなど)が発生したときに備えて、最低でも2~3か月分の固定費は現預金で確保しておきたいところです。

小規模飲食店がスタート時につまずきがちな例

  • 「客数は来ているのに利益が出ない」→ 原価率や販管費を見直すべき信号
  • 「毎月赤字ではないけれど現金が残らない」→ 回収サイトと支払いサイトのズレ、資金繰り管理の甘さ
  • 「忙しさにかまけて数字を見ていない」→ 記帳・売上管理が後回しで、経営判断が遅れる

特に創業1年目は、毎日の営業に追われて会計や経営数字を後回しにしがちです。しかし、小さなズレが積み重なると、それが“致命的な誤差”へと変わります。

事業計画と実態経営との“ギャップ”をどう埋めるか?

開業時に作成した事業計画は、あくまでも理想に近い「予測」に過ぎません。
大切なのは、その予測と“現実の数字”を比較し、定期的に見直していく仕組みを持つことです。

  • 売上が未達なら、その原因は「客数」か「単価」か?
  • 食材原価が高騰しているなら、仕入れ先の見直しやメニュー構成の調整を検討する
  • 人件費が重いなら、ピークタイムの人員配置を最適化する

これらはすべて、「数字を見える化すること」から始まります。

損益予測と実績比較で“早期改善”を実現する

税理士として多くの小規模飲食店を見てきましたが、経営が安定するお店には共通点があります。
それは「定期的に数字をチェックし、柔軟に軌道修正できている」ということです。

その第一歩としておすすめしたいのが、「創業時の予定損益計算書」を作成し、現状と比較しながら毎月見直す習慣を持つこと。

現金が残る仕組みを作るためには、事業計画と実態の差を“自分の目”でしっかり把握することが不可欠です。

まずはこのテンプレートから始めましょう

当サイトでは、これから飲食店を創業する方に向けて、「創業時の予定損益計算書サンプル」を無料で配布しています。
以下のボタンからメールアドレスを登録していただければ、すぐにダウンロード可能です。

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